品質を損なわずにPDFを圧縮する方法
メールに添付できないPDFは、気づかないうちに20分も取られてしまう小さな問題のひとつです。ファイルが大きくなる本当の原因と、すべてのページをぼやけさせずにできる対処法をご紹介します。
PDF が大きくなる原因
ほとんどの場合、原因は画像です。テキストや単純なベクター図形は非常に小さいため、100ページ分のプレーンテキストでも1MBを大きく下回ることがあります。原寸の写真1枚だけで数MBになることもあります。スキャン文書は極端な例で、各ページがページを撮影した写真になっています。
そのため、ページ数が同じ2つのPDFでも、ファイルサイズが大きく異なることがあります。また、長い契約書が3ページのパンフレットより小さくなることもあります。
まず手持ちのものを確認
ファイルを開き、マウスで文を選択してみてください。テキストがハイライトされれば、ほとんどが実際のテキストであり、圧縮できる余地はあまりありません。圧縮ツールはPDF内の画像を対象とするもので、テキストは対象ではありません。何も選択できない場合はスキャンされたPDFなので、最も大きな削減効果が期待できます。
適切なレベルを選ぶ
PDF を圧縮には3つのプリセットがあり、その名前が内容をよく表しています:
- おすすめは、ほとんどのドキュメントに適した初期設定です。ここから始めてください。
- 極限は、画像の鮮明さを犠牲にして最小のファイルサイズにします。見た目より読みやすさが重要なメール添付やフォームに向いています。
- ほぼ無劣化は、写真や細かい図面を含むPDFで、画質がぼやけるのを避けたい場合に向いています。
圧縮すると、サイズの小さいコピーが新しく作成されます。元のファイルは変更されないため、設定を強くして試し、比較することは常に安心して行えます。
それでも大きすぎる場合
- 不要なものは削除しましょう。表紙、白紙の裏表紙、誰も求めていない付録などもすべて対象です。PDFのページを削除を使えば、数クリックで取り除けます。
- おすすめ設定で圧縮し、結果を確認してください。十分な品質かどうかを判断する前に、いちばん小さい文字を拡大して確認してください。
- それでも必要な場合にのみ、エクストリームに切り替えてください。ページをもう一度確認してください。
- 分割しましょう。1つのファイルを鮮明なまま、それでも送信可能にする必要がある場合は、PDFを分割で、ページ数または目標サイズを基準に分割できます。
- 元のファイルに戻ってください。 PDFを自分で作成した場合は、画像の解像度を下げて書き出し直してください。後から圧縮しても効果には限界があります。
画質を下げる間違い
- 圧縮済みのファイルをさらに圧縮すると、そのたびに少しずつ細部が失われ、削減効果はすぐに小さくなります。必ず元のファイルから作業してください。
- テキスト PDF に奇跡は期待できません。 すでに小さいファイルなら、圧縮できる余地はわずかです。それはツールの失敗ではありません。
- 元のファイルは削除しないでください。 そのまま残しておいてください。特に、後で高画質で印刷する可能性があるものは大切に保管してください。
どのくらい小さければ十分でしょうか?
ファイルの送り先によって異なります。多くのメールサービスでは、添付ファイルは20〜25MB程度が上限です。勤務先や学校のアカウントでは、さらに低い上限が設定されていることもあります。行政や求人のポータルサイトでは、特定のサイズを求められることが多く、数百KB程度まで小さくする必要がある場合もあります。まず上限を確認して、目指すサイズを把握しておきましょう。
プライバシーに関する注意
PDF圧縮はブラウザ内で動作します。ファイルはアップロードされないため、契約書、医療報告書、銀行の取引明細などにも安心して使えます。一方で、処理は端末が行うため、非常に大きなファイルには時間がかかります。サイズ制限もあり、パソコンでは1ファイル100 MB、スマートフォンでは50 MBまでです。